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作品名     童夢

回数      1回(第1弾 第1夜)

放送日     1996年08月20日(火) 午前0:15~午前1:15 生放送

        1998年12月29日(火) 午前0:00~午前1:00 再放送

司会      大月隆寛 松野美由紀

レギュラー陣  いしかわじゅん 岡田斗司夫 夏目房之介

ゲスト     伊藤かずえ 美保純

ナレーター   滝島雅子

作者情報    大友克洋

1954年 4月14日生まれ 宮城県出身

1973年 「銃声」(原作:プロスペル・メリメ)でデビュー。

1982年 「気分はもう戦争」(矢作 俊彦との共著)

1982年 「AKIRA」連載開始。

1983年 「童夢」

1983年 「童夢」で第4回日本SF大賞。

1984年 「AKIRA」で第8回講談社漫画賞・一般部門。

1984年 「童夢」で第15回星雲賞・コミック部門。

1988年 劇場版アニメ「AKIRA」(原作・監督)

2004年 劇場版アニメ「スチームボーイ」(監督)

2005年 フランス政府から「芸術文化勲章シュバリエ」を授与。 

 

マンガ夜話記念すべき第1回。

後の放送に比べると、ゆったりとした感じで番組は進む。番組自体が、まだ手探り状態なわけで、それを取り仕切る

司会の大月さんが、番組の最後に大きな溜息。その溜息に対し、ゲストの美保さんが先立って拍手。次第に全員が。

番組はそのまま第1回目の放送を終えた。

作品名     ポーの一族

放送回数    2回(第1弾 第2夜)

放送日     1996年08月21日(水) 午前00:15~午前1:15 生放送(CT414スタジオ)

        1998年12月30日(水) 午前00:00~午前1:00 再放送

        2003年04月28日(月) 午後11:00~午前0:00 再放送

司会      斉藤光 松野美由紀

レギュラー陣  いしかわじゅん 岡田斗司夫 

ゲスト     伊藤かずえ 高見恭子 夢枕獏

ナレーター   滝島雅子

作者情報    萩尾望都

1949年 5月12日生まれ 福岡県大牟田市出身

1969年 「ルルとミミ」でデビュー。

1970年 「ケーキ・ケーキ・ケーキ」

1972年 「ポーの一族」

1974年 「トーマの心臓」

1975年 「11人いる」

1976年 「ポーの一族」「11人いる」で第21回小学館漫画賞。

1977年 「百億の夜と千億の昼」

1980年 「スターレッド」で第11回星雲賞・コミック部門。

1983年 「銀の三角」で第14回星雲賞・コミック部門。

1985年 「X+Y」で第16回星雲賞・コミック部門。

1997年 「残酷な神が支配する」で第1回手塚治虫文化賞・優秀賞。

2006年 「バルバラ異界」で第27回日本SF大賞


マンガ夜話初 少女漫画作品
第2回目は、少女漫画界の王道「ポーの一族」まだ、平穏な少女マンガ夜話だった。
ゲストの伊藤かずえさんが、FAXの絵を見て
「私も描きたい」と発言。いしかわさんに紙とペンを渡されて
本当に描く事に、絵の方は、生放送中にプロの横で描いたにしては、なかなかの絵でした。
後にも先にも番組中にゲストが描いたのは、今のところ、この人が最初で最後だ。

Edgar Allan POE事件
夢枕獏さんが「知ってると思いますけど」と前置きして
「主人公の名前はエドガーアランポーからですからね」に対し
「えーっ」と叫ぶ女性ゲスト陣。
「ホントなんですか?」「みんな知ってたんですか?」に対し
「そりゃ 知ってるよ 知ってるも何も読んでりゃわかるじゃない」といしかわさん。

さらに畳み掛けるように獏さんが
「江戸川乱歩じゃないよエドガー・アラン・ポー..........アメリカ文学の」と
念を押す。この時点で伊藤さん高見さん完全にフリーズ。
伊藤さん高見さん共に江戸川乱歩だと思ったのだろう。私自身 変なアクセントだなと違和感を持ったものの
文学に縁のない私がエドガーアランポーなど知るわけもなく、もちろん江戸川乱歩のことだと思った。
しかし正解は、アメリカの詩人で作家のエドガーアランポーであった。

 

作品名     秋日子かく語りき

放送回数    3回(第1弾 第3夜)

放送日     1996年08月22日(木) 午前0:15~午前1:15 生放送(CT414スタジオ)

        1998年12月31日(木) 午前0:00~午前1:00 再放送

司会      大月隆寛 松野美由紀

レギュラー陣  いしかわじゅん 岡田斗司夫 夏目房之介 

ゲスト     鷺沢萠 戸川京子 竹熊健太郎

ナレーター   滝島雅子

作者情報    大島弓子

1947年 8月31日生まれ 栃木県大田原市出身

1968年 「ポーラの涙」でデビュー

1978年 「綿の国星」

1974年 「ミモザ館でつかまえて」で日本漫画家協会・優秀賞。

1979年 「綿の国星」で講談社漫画賞・少女部門。

1987年 「秋日子かく語りき」

2004年 「秋日子かく語りき」を 「ちょっと待って、神様」と改題してNHKでドラマ化

 

番長とお地蔵様

岡田さんが言う通り、お喋り番長竹熊さんは、喋り出したら本当に止まらなかった。

戸川さんは、周りのあまりに濃い話でお地蔵様状態にになってしまい後の出演のために、これから岡崎京子の「PINK」を

読み込むという涙ぐましい努力をするのでありました。

 

いしかわ 夏目 抗争勃発 第1ラウンド

大月  「夏目さんは読者として読まれた経験の方が強いですか。」

夏目  「いつも読者ですよ。漫画家の自意識はあんまり無いんですよ、いしかわさんと違って。」

いしかわ「何か含むところあった。」

岡田  「大島弓子で喧嘩しないで。」

 

第2ラウンド

いしかわ「大島弓子に借りがある。人生の蹉跌があって、精神が不安定になりよりどころが欲しかった。

     過剰な言葉、柔らかくてポヤポヤして捕らえどころがないけど、中にはしっかりしたものがある。救いだった。」

夏目  「蹉跌があったって言ったじゃない あの時代蹉跌が流行ってて。」

いしかわ「何か含むところあった。」

 

第3ラウンド

戸川  「今日は勉強になっちゃった。流して読んじゃってたんだなと。」

夏目  「悪影響受けないで下さい。素直に読んだ方が良いです。」

いしかわ「さっきの夏目房之介の解説はすごく分かりやすかったけど、一つ問題があって、そんな読み方して面白いかお前は。」

岡田  「いや、でもあの読み方で面白いの分かりましたよ。」

いしかわ「ホントかよ。」

夏目  「そうなんだよ。でも俺は楽しむときは読者として楽しんでる。二度目に読んで批評家として読むからそれが出来る。」

いしかわ「なるほど」

夏目  「声を大にして 私は言いたい。いつもそんな風に読んでいるわけじゃない。」

 

夏目さんは、手に持った本と叩きながら反論していた。

 

作品名     めぞん一刻

放送回数    4回(第1弾 第4夜)

放送日     1996年08月23日(金) 午前00:15~午前1:15 生放送(CT414スタジオ)

        1999年08月24日(火) 午前03:00~午前4:00 再放送

        2001年07月31日(火) 午前01:10~午前2:10 再放送(総合)

        2003年04月29日(火) 午後11:00~午前0:00 再放送

司会      斉藤光 松野美由紀

レギュラー陣  いしかわじゅん 岡田斗司夫 夏目房之介 大月隆寛(乱入)

ゲスト     西村知美 TARAKO

ナレーター   滝島雅子

作者情報    高橋留美子

1957年 10月10日生まれ 新潟市出身

1978年 「勝手なやつら」でデビュー。

1978年 「勝手なやつら」で第2回小学館新人コミック大賞・佳作。

1978年 「うる星やつら」

1980年 「めぞん一刻」

1981年 「うる星やつら」で第26回小学館漫画賞・少年部門。

1983年 「炎トリッパー」

1987年 「らんま1/2」

1987年 「うる星やつら」で第18回星雲賞・コミック部門。

1989年 「人魚の森」で第20回星雲賞・コミック部門。

1996年 「犬夜叉」

2002年 「犬夜叉」で第47回小学館漫画賞・少年部門。

 

作品名     PINK

放送回数    5回(第1弾 第5夜)

放送日     1996年08月27日(火) 午前0:15~午前1:15 生放送(CT414スタジオ)

        1999年01月01日(金) 午前0:15~午前1:15 再放送

司会      大月隆寛 松野美由紀

レギュラー陣  いしかわじゅん 岡田斗司夫

ゲスト     戸川京子 高見恭子 香山リカ

ナレーター   滝島雅子

作者情報    岡崎京子

1963年 12月13日生まれ 東京都世田谷区出身

1983年  短大在学中、成人漫画誌「漫画ブリッコ」でデビュー。

1989年 「PINK」

1990年 「東京ガールズブラボー」

1993年 「リバーズ・エッジ」

2003年 「ヘルタースケルター」

2004年 「ヘルタースケルター」で2003年度文化庁メディア芸術祭・マンガ部門優秀賞と手塚治虫文化賞・マンガ大賞を受賞

 

戸川さんの活躍

戸川さんは、前回、お地蔵様状態の反省から読み込んできたと告白。

その成果は、お地蔵様と名付けた岡田さんから「今日の戸川さんナイス」と言わせるほど。

大月さんは80年代に恨みがあるらしく感情的に見えた。

番組最後に大月さんが言っていましたが、1996年5月19日 岡崎京子さんが交通事故で重傷を負い療養中であることの

説明がありました。大月さんが感情的になってたのは、この件があったことも大きかったようですね。

 

作品名     櫻の園

放送回数    6回(第1弾 第6夜)

放送日     1996年08月28日(水) 午前0:15~午前1:15 生放送(CT414スタジオ)

        2000年02月29日(火) 午前1:00~午前2:00 再放送

司会      斉藤光 松野美由紀

レギュラー陣  いしかわじゅん 岡田斗司夫

ゲスト     永作博美 TARAKO 竹熊健太郎

ナレーター   滝島雅子

作者情報    吉田秋生

1956年  8月12日生まれ 東京都出身 武蔵野美術大学卒業

1977年 「ちょっと不思議な下宿人」でデビュー

1983年 「河よりも長くゆるやかに」「吉祥天女」で第29回小学館漫画賞。

1985年 「BANANA FISH」

1985年 「櫻の園」

1996年 「YASHA-夜叉-」

2001年 「YASHA-夜叉-」で第47回小学館漫画賞。


お喋り番長
竹熊さんが話し出したら止まらない。
おかげで永作さんやTARAKOさんが話せない。

 

作品名     バタアシ金魚

放送回数    7回(第1弾 第7夜)

放送日     1996年08月29日(木) 午前0:15~午前1:15 生放送(CT414スタジオ)

        1999年08月25日(水) 午前2:20~午前3:20 再放送

司会      大月隆寛 松野美由紀

レギュラー陣  いしかわじゅん 岡田斗司夫 夏目房之介

ゲスト     美保純

ナレーター   滝島雅子

作者情報    望月峯太郎

1964年  1月29日生まれ 横浜市出身

1985年  青年漫画雑誌「ヤングマガジン」でデビュー

1985年 「バタアシ金魚」

1997年 「ドラゴンヘッド」で第21回講談社漫画賞・一般部門。

2000年 「ドラゴンヘッド」で第4回手塚治虫文化賞・マンガ優秀賞。


映画版「バタアシ金魚」
番組内で「バタアシ金魚」映画版の一部が放送される。
なぜかというと いしかわさんが教師役で出演しているから
因みに主演は筒井道隆・高岡早紀

 

作品名     花男

放送回数    8回(第1弾 第8夜

放送日     1996年08月30日(金) 午前0:15~午前1:15 生放送(CT414スタジオ)

        1999年01月05日(火) 午前2:00~午前3:00 再放送

司会      大月隆寛 松野美由紀

レギュラー陣  いしかわじゅん 岡田斗司夫 夏目房之介

ゲスト     香山リカ 夢枕獏 竹熊健太郎

ナレーター   滝島雅子

作者情報    松本大洋

1967年生まれ 東京都出身

1987年 「STRAIGHT」でデビュー

1993年 「鉄コン筋クリート」

1996年 「ピンポン」


第1弾 最終夜
今シリーズの中で特に濃い人達が集まった回だった。
まあ この番組が人気シリーズとなって
今後何年も続くとは、誰も思っていなかったらしいから
出演予定じゃなかった夢枕獏さんも
語る機会がもうないかもしれないと急遽参加したようだ。
ところで竹熊さんはこれを最後に出演しなくなった。

 

童夢
ポーの一族
秋日子かく語りき
めぞん一刻
PINK
櫻の園
バタアシ金魚
花男
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